生命保険/医療保険選びの基本

終身保険を解説

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終身保険

終身保険の特徴は、保険料が何年たっても変わらないことと、保障が一生涯続く点の二つです。

終身保険には、60歳や65歳までで保険料を払い込む”有期払い”と保険料を生涯払い続ける”終身払い”の2タイプがあります。

20歳の時の保険料も、50歳の時の保険料も変わらないことから、保険料が年々上がっていくのが感覚的にいやな人や、何十年も先の将来の生活設計をきちんと立てておきたい人、生涯続く保障を求めている人には適していると思います。

また、保険料は解約時に一部の金額が返戻されるので、一定期間を過ぎてから解約して返戻金を受け取り、老後の年金などに当てる使い方もできます。

解約返戻金は、大体105歳程度(保険会社により違う)まで生きた時に、死亡保障額と同じ金額が出ますが、それよりも早く解約してしまった場合は、返戻金の額は死亡保障の金額に比べて少なくなります。(ただし、払い済みコースを選択した場合は、払い込んだ保険料合計よりもある年齢を超えると戻り額が多くなります)

65歳払い込み完了の死亡保障1000万円の終身保険で、70歳まで生きれば、1000万円の7割は返戻金として戻り、100歳ならほぼ100%戻ります。

終身保険で、終身払い選択すると、ある一時期を過ぎると、払った保険料よりも受け取る保険料の方が少ないということが起こってしまうので、個人的には有期払いを薦めます。

この保険も、定期保険のように利差配当(銀行の金利のようなもの)の有り無しを選べるので、このご時世に金利なんて期待していないという人は、有期払いで配当なしの終身保険を選ぶとよいでしょう。

終身保険の考察

30歳男性、死亡保障1000万円、60歳解約の場合

もし、30歳男性で1000万円の死亡保障を付けたい時、定期保険の30年タイプのものであれば、月々2760円(ファインセーブ)ですが、終身保険の65歳払い済みタイプのものであれば、月々1万7000円近くと何倍以上もの差が出てしまいます。(60歳、30年間の払い込み金額は、定期保険:100万円、終身保険:612万円)

この時点で解約すると、定期保険のほうは1円も戻ってきませんが、終身保険のほうは、その5割程度の300万は返戻金として戻ってきます。

60歳定年時に退職金として使う場合は、このような使い方をしますが、この時点で解約するのであれば払い込んだほうが多いので、100万円で定期保険に加入しておき、のこりの512万円を貯金していたほうが効率はよいです。

30歳男性、死亡保障1000万円、80歳解約の場合

次に、80歳で解約した場合を考えて見ましょう。

オリックス生命のファインセーブは保険期間80歳までプランも選ぶこともでき、30歳男性で1000万円の死亡保障で、月々4020円で、80歳までに、241万円支払います。

終身保険のほうは、何年たっても保険料は変わらない上に65歳払い済みコースなので、先の月々1万7000円で、80歳までに、714万円支払います。

この時点で解約すると、終身保険のほうは大体8割ほど返戻金で戻るので、571万円位戻ることになります。

返戻金には一時所得として所得税がかかってきますのでその分を引いて考えます。

一時所得は、(返戻金(受取保険金)−払込保険料合計額−50万円)×1/2で計算されるので、(571万円−714万円−50万円)×1/2、つまり、払った金額のほうが多いので税金はかからないということになります。

よって、80歳までであれば、終身保険のほうがお得と考えることができます。

ちなみに、80歳で死亡した場合は、(死亡保険金1000万円−714万円−50万円)×1/2で118万円に対する税金18万円を差し引いて982万円受け取れます。(ただし、定期保険のほうは75万くらい税金で取られます)

節税で受け取り金額を多くしたい時は終身保険がよいと思います。

30歳男性、死亡保障1000万円、100歳解約の場合

定期保険は最長でも80歳までなので、いやでも終身保険しか使えません。

100歳で解約すると、1000万円の解約金と18万円ほどの税金がかかってきますが、ここまできたら解約せずに死ぬまで待っても同じかと思います。。。


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